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新宿ものづくりマイスター 技の名匠

平成26年度 新宿ものづくりマイスター「技の名匠」認定式

4名の技の名匠が誕生しました。

2015/01/28

新宿区内の事業所で10年以上にわたって同一業種に携わり、優れた技術・技能を持ち、後進の育成にも貢献している方が、毎年「技の名匠」に認定されています。

今年も新たに4名が加わりました。

 藤井 正さん (和食調理) ハイアット リージェンシー 東京
 井上 豪さん (和生菓子製造) (資)梅花亭
 吉澤 敏さん (湯のし) (有)吉澤湯のし加工所
 田島 靖教さん (内装木質・アルミ建材等補修)  (株)バーンリペア 

今回から、食品製造と調理人など「食」の分野にも対象が広がりました。ホテルや飲食店が数多く集まる新宿で、新たな分野の技の名匠への期待が広がります。

認定式・表彰式

吉住健一区長から、お祝いの言葉があり
吉住健一区長から、お祝いの言葉があり
お一人ずつステージに上がり、「技の名匠」の楯が授与されました。
お一人ずつステージに上がり、「技の名匠」の楯が授与されました。
新宿ものづくりマイスター認定審査委員長の平野氏、吉住区長との記念撮影では、皆さん緊張の面持ちです。
新宿ものづくりマイスター認定審査委員長の平野氏、吉住区長との記念撮影では、皆さん緊張の面持ちです。

懇談会

認定式に続いて懇談会が行われ、4名の「技の名匠」の技術や作品について、ご本人からお話しがありました。

ここで、4名のプロフィールを簡単にご紹介します。

和食調理 藤井 正さん


昭和53年に調理の世界に入り、京都にて日本料理の技法を学ぶ。
「すり流し」や「蕪蒸し」を得意とし、老舗割烹や都内のホテルで修行を積んだ後、平成21年にハイアットリージェンシー東京の和食料理長に就任されました。
季節の野菜をふんだんに使った見た目でも楽しませてくれる「野菜寿司」を考案したり、カレー、青紫蘇、柚子の香りをとり入れた「香り醤油」を監修したりするなど、アイデア満載の新しい味で人々を楽しませています。
また、調理師専門学校の実習生受け入れを積極的に行うなど、後進の育成にも力を入れていらっしゃいます。

和生菓子製造 井上 豪さん


平成6年より、実家でもある「梅花亭」にて和菓子作りの道へ。
平成25年に一級菓子製造技能免許を取得。平成26年には「選・和菓子職」(全国和菓子協会主催)で「優秀和菓子職」に認定されました。
練りきりでも特に難しいとされる「はさみ菊」の技術に定評のある和菓子職人です。
季節に応じたバラエティ豊かな上生菓子の色づけには、ベニバナやクチナシなどの天然色素を使用しています。商品は一つ一つ手作りで、保存料などは使わないというこだわりが美味しさの秘訣でもあります。
和菓子教室や和菓子づくり体験などにも力を注いでいます。

懇談会では自慢の「えがおまんじゅう」を振舞い、会場を沸かせてくださいました。


梅花亭は平成22年に「『金賞』新宿区商店会連合会推奨」にも表彰されています。

湯のし 吉澤 敏さん


平成9年に家業の「吉澤湯のし加工所」を継承。染色関連のイベント時に作業場の見学会を行うなど、湯のしの必要性の周知や技術継承にも力を注いでいる三代目です。
懇談会では、動画を用いながら「湯のし」について説明してくださいました。
「湯のし」とは、蒸気を使って布のしわをとり、布目をまっすぐにして反物の幅を一定にそろえ、絹織物特有の艶や照りを出す作業です。織り・染めなどを終えた反物の仕上げ加工でもあり、生地がふわっとやわらかい風合いになります。
素材によって機械の速度や蒸気の量を瞬時に見極める技、かつ丁寧な仕事ぶりが評価されています。

内装木質・アルミ建材等補修 田島 靖教さん


平成13年に株式会社バーンリペアに入社し、住宅メンテナンスサービスの道へ。平成24年からは補修方法の開発や後進の指導も担っていらっしゃいます。
歴代マイスターで、最年少受賞ではないでしょうか。
内装木質・アルミ建材等補修とは、住宅の床や柱、家具などの破損部分の修繕作業ですが、「美観だけではなく、再度命を吹き込む~」という思いが強いとのこと。
展示された修復見本では、修復箇所がまったくわからない新品同様に再生された技術の結晶が披露されました。
技の名匠が吉住区長と作品を見ながら会話するシーンも見られました。
新宿ものづくりマイスター認定審査委員長:平野拓夫氏(多摩美術大学名誉教授)からは「カタチをつくるだけでなく、感動をつくる。また、継承者もつくっていかなければならない。技術はできても、心をどう成長させるかが大変だと思いますが、これからも頑張ってください」とお話しがありました。
これまでの「技の名匠」に比べて、今回は若い方が多いように思いました。新宿区の伝統産業が若い世代にも受け継がれているという象徴でしょうか。また、認定者の対象が食の分野にも広げられたことで、「技の名匠」を目指す方が増えるのでは、とも思います。

今回認定された4名の技の名匠には、今後区のイベントなどでその技を披露していただくことがあるかもしれません。また、詳しいお話しは、今後お一人おひとりに取材させていただけるかと思います。
みなさま、どうぞお楽しみに!