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新宿人御用達 名店・名品

〔西落合〕うなぎ 焼鳥 煙屋

仕事帰りの一杯やランチ、家族の食事に、落合地域に根付いたお店

2012/03/30

うなぎ職人のご主人が培ってきた技で焼き上げる正統派の味!

新宿区のもっとも北西部に位置し、会社や住宅が混在する街「西落合」。今回の「新宿人御用達 名店・名品」のコーナーでは、この地域に勤める人や住民の人々に親しまれている「うなぎ 焼鳥 煙屋」さんをご紹介します。
目印は「うなぎ」と書かれた提灯。<br>芳ばしい香りにそそられて立ち寄りたくなる
目印は「うなぎ」と書かれた提灯。
芳ばしい香りにそそられて立ち寄りたくなる
「うなぎ 焼鳥 煙屋」さんのご主人・古川渉二さんは18歳から料理の道に進み、うなぎの老舗店で修行。「串打ち三年、裂き八年、焼きは一生」といわれるうなぎ職人の技を追求しながら、30年以上経験を積んできました。

自慢のうなぎは、長年にわたって信頼のある問屋さんから仕入れたものを使用。備長炭の安定した高温の火力で旨みをしっかりと閉じこめて焼き上げ、表面の皮はパリッと、身は柔らかすぎず硬すぎず、ふんわりとほどよい食感が楽しめます。

蒲焼きの命であるタレは修行時代の店から分けてもらい、大事につぎ足しつぎ足ししてきたもの。いまの人々の口に合う味付けに調合し、甘すぎないさっぱりとした上品な味と評判です。
うなぎを焼くご主人の姿を見られる店頭には、<br>テイクアウト用のきも焼きや焼き鳥も並ぶ
うなぎを焼くご主人の姿を見られる店頭には、
テイクアウト用のきも焼きや焼き鳥も並ぶ
備長炭は硬いため火力が強く、<br>火持ちもよいので食材がおいしく焼ける
備長炭は硬いため火力が強く、
火持ちもよいので食材がおいしく焼ける
うなぎ 焼鳥 煙屋

■住所:161-0031 新宿区西落合1-21-13
■アクセス:都営大江戸線落合南長崎駅より徒歩7分
■TEL:03-3952-1500
■営業時間:12:00~14:00、17:30~23:00
■定休日:日曜、祝日

本格的なうなぎ料理を中心としたメニューを気軽に味わえる

夜のメニューは「うな重」をはじめ、「蒲焼」やわさび醤油で食べる「白焼」があります。蒸してから焼く関東風のほかに、蒸さずに焼く関西風の「長蒲焼」「長白焼」もあるのが珍しく、ぜひ食べくらべたいものです。

おつまみとして「うなぎの串焼」や「う巻」、〆として「うなぎ茶漬け」などのうなぎ料理もさまざま味わえ、お酒も進みます。なかでもおすすめなのは関西風に焼き、薬味とポン酢をかけた「うなぎのたたき風」。うなぎの旨みを薬味が香ばしく、ポン酢がさっぱりと引き立て、お酒がたまらなく欲しくなる逸品です。

うなぎの他、炭火で焼いた焼き鳥、刺身、揚げものといった居酒屋メニューも豊富で、いろいろと食べたい人も大満足。店内のホワイトボードには日替わりのメニューも書かれ、何度通っても飽きないでしょう。

また、ランチのメニューは「うな丼」「白焼丼」「そぼろ丼」などの丼ものが揃う。まかないから誕生した「うなとろ丼」「温玉丼」はリピーターに人気で、3月からは新メニュー「鶏のねぎ塩丼」も登場しました。
毎日食べる人もいるというランチの「うな丼」。<br>お新香とお吸物付き
毎日食べる人もいるというランチの「うな丼」。
お新香とお吸物付き
お酒のおつまみにぴったりの「うなぎ骨」。<br>ついつい手が出て、とまらなくなるかも
お酒のおつまみにぴったりの「うなぎ骨」。
ついつい手が出て、とまらなくなるかも
うなぎの上にとろろをかけた「うなとろ丼」。<br>食欲がないときも食べられ、栄養たっぷり
うなぎの上にとろろをかけた「うなとろ丼」。
食欲がないときも食べられ、栄養たっぷり
うなぎの上に温泉玉子をのせた「温玉丼」。<br>子どもたちが大喜びのメニュー
うなぎの上に温泉玉子をのせた「温玉丼」。
子どもたちが大喜びのメニュー
うなぎのモツを串に刺したうなぎの串焼。<br>左から短尺、くりから、串巻、ヒレ焼、肝焼、レバー。<br>うなぎ職人だからこそ提供できる珍味で、<br>ほかではなかなか味わえない。
うなぎのモツを串に刺したうなぎの串焼。
左から短尺、くりから、串巻、ヒレ焼、肝焼、レバー。
うなぎ職人だからこそ提供できる珍味で、
ほかではなかなか味わえない。
新ランチメニューの鶏の「ねぎ塩丼」。<br>鶏の塩焼きとねぎがあっさりと香ばしい
新ランチメニューの鶏の「ねぎ塩丼」。
鶏の塩焼きとねぎがあっさりと香ばしい

家族連れや会社勤めの人と関わり合いながらともに歩み続ける店

2階は座敷席では、宴会も行える。
2階は座敷席では、宴会も行える。
ご主人はもともと西落合に住み、13年前に開業。当時は子育て中で、その経験から子ども連れもゆっくりと食事を楽しめる店にしたいと考えたそうです。とくに、うなぎは時間がかかる料理のため、2階の座敷にキッズスペースを設け、子ども向け遊具や絵本などを用意。おかげで多くの家族連れが訪れてきました。

また、広々とした2階の座敷席は、西落合の住宅街には珍しく様々な集会の場としても親しまれています。
なかには、家族で来店していた子どもがアルバイトとしてお店を手伝いにくるようになったり、アルバイトをしていた子が自分の子どもを連れて食べにきたりする家族も。「うなぎ 焼鳥 煙屋」さんでは地域の子どもたちの成長を見守りながら、世代を越えた家族ぐるみのつきあいも生まれています。
こちらが名物のキッズスペース!
こちらが名物のキッズスペース!
また、常連さんには同業者も多く、一般では手に入らないような食材を分けてもらえることもあるそうです。じつは、うなぎのほかに評判なのがマグロ。お店の常連さんである築地の老舗問屋の方から特別に仕入れていて、夜は高品質のマグロの刺身として、ランチはマグロ丼として食べられます。

地域の家族連れや会社勤めの人々とさまざまに関わり合い、地域に根ざしてきた「うなぎ 焼鳥 煙屋」さん。おいしいうなぎ料理とマグロ(!)を味わってみてはいかがでしょうか。
1階はカウンター席とテーブル席
1階はカウンター席とテーブル席
カウンターの中には女将さんの姿も
カウンターの中には女将さんの姿も
※取材時の情報です。変更となっている場合もございます、ご了承ください。