新鮮なアートで眼や耳を楽しまさせてくれる新宿クリエイターズ・フェスタ。その最後を飾る大型イベント“STEAMPARK(スチームパーク)”。歌舞伎町シネシティ広場を会場に開催されました。

今回のアートは説明が難しい。アートには違いないのですが、SF風。サイエンスフィクション、科学風なイベントです。

まず、大疑問。タイトルの“STEAMPARK(スチームパーク)”ってナアニ？
なんでも、“STEAMPUNK(スチームパンク)”ゆかりの作品展示即売会だそうです。

では、“STEAMPUNK(スチームパンク)”ってナアニ？
蒸気(Steam、スチーム)機関を動力として科学技術が発達した世界観のサブカルチャーらしい。

サブカルチャーってナアニ？
広く一般的に認知されていないが、知っている人は知っているマニアックな文化テーマ(と理解していますが)。

蒸気機関というと、18世紀(1700年代)後半から19世紀(1800年代)にかけて起こったイギリスの産業革命の原動力のひとつ。産業革命で隆盛したイギリスはヴィクトリア女王の時代。そして、産業発達という観点から日本を照らせば、大正時代に当たるのでしょうか。

ということからか、ヴィクトリア朝、あるいは大正時代の文化を土台に、想像豊かに進化した蒸気機関やどこか懐かしい意匠の“個性的”な作品展示と即売会ということが理解できました。どおりで古風な井出達の人たちが集まっていました。STEAMPUNK(スチームパンク)”の催しの和名として“蒸奇博覧会”もあるようです。面白げな表記ですね。

歌舞伎町シネシティ広場が丸ごと展示と販売会場。入口のスチームパークのゲートから不思議がいっぱいの場になっていました。

スチームパンクという言葉は初めて知りましたが、古めかしいレトロなSF映画などで割と目にしたように感じました。細かく解説はしませんので、写真と動画をまずはご覧あれ。気に入ったら、または不思議に思ったら次回はどうぞ見に来てくださいませ。

会場の一角は“蒸気的フードエリア”だそうです。要するに、焼き物がいろいろと並んだ飲食エリアです。また、ここでは楽しいストリートパフォーマンスも開催されました。

STEAMPARK(スチームパーク)
Steampunk Exhibition
※2016年10月の内容です。

蒸気機関を動力とした世界を表すＳＦのジャンルのひとつ「スチームパンク」にゆかりのあるクリエイター・作家・職人・学生によるハンドメイド作品・アート作品の展示即売会。

どこかレトロな雰囲気も感じながら、新しさも兼ね備えたスチームパンク！新宿・歌舞伎町のど真ん中に現れる“リアルSF”ストリート!!

30のブースに、ジャンクアート、オブジェ、手作り時計、手作りボールペン、木製歯車時計ガレージキット、雑貨、シルバーアクセサリー、本革マスク、本革アクセサリー・・・などなど、バラエティ豊かな作品がたくさん!!　お気に入りの作品がきっと見つかります！　そのほか、スチームパンクの世界で写真撮影ができる「特別撮影ブース」も！“スチーム”に関するメニューを揃えた「蒸気的フードエリア」もあります！

STEAMPARK(スチームパーク)
期間：2016年10月8日(土)～10月10日(月･祝)
会場：歌舞伎町シネシティ広場 (新宿区歌舞伎町1-19)
入場無料
⇒日本蒸奇博覧会(公式Webサイト)

(新宿クリエイターズ・フェスタ公式ホームページ、パンフットより)
※掲載内容は2016年10月10日取材時のものです。
※最新の開催予定は公式ホームページでご確認ください。