新宿チビたび散歩
2月・3月 目白文化村の面影を残す和風庭園 ~新宿区中落合~
2014/03/07
ひろ~い新宿区を、ちっちゃく区切って、ちょっとお出かけ“チビたび散歩”。寄り道したくなる場所や一度は行ってみたいスポットを訪ねて、ときには気になるあの人にひょこっとお話を聞いて、ぶらりぶらりとちょっとした旅気分でお散歩します。
今回の新宿チビたび散歩のテーマは「春」です。
春を探して中落合の閑静な住宅街にある延寿東流庭園をご案内します。
さあ、春を探しに「チビたび散歩」してみませんか。
延寿東流庭園(えんじゅとおるていえん) ~滝・流れ・池のある和風庭園~
2月から3月になると花たちが春を訪れを教えてくれます。
住宅地の中にぽっこりとたたずみ、小学校の下校の時間ともなると子供たちの遊び場になる庭園。
みなさんに親しまれ、梅、松、楓など、四季を通して美しい延寿東流庭園をご紹介します。
なお、掲載は3月早々になりましたが、内容は2月を含むものになっております。
例年の時候では3月上旬で、紅梅の見ごろは終わり、ぎりぎり白梅が見ごろというところです。
植物の状態は気候によって大きく変わり、公園なども改修されます。
内容は、撮影日の現地調査(2013年3月28日、2014年2月28日)、執筆時点(2014年3月3日)での新宿区公式ホームページなどの参考サイトの情報に筆者の経験を加えた「筆者調べ」です。
植物の状態は、気候によって大きく変わることがありますので、内容は目安とお考えください。
それでは、最後まで読んでくださいね。
延寿東流庭園(えんじゅとおるていえん)
新宿区立延寿東流庭園は、区民の方から土地と整備費用のご寄附をいただいて、新宿区が整備を行った庭園です。
寄贈者の「目白文化村の面影を残した和風庭園としたい」との意向を受け、滝や流れのある庭園として整備しました。
園内には、元からあった松や梅などを移植したほか、ツツジ類、モミジなど四季折々の風情を感じさせる植物を植えています。
場所: 新宿区中落合四丁目6番
最寄駅:
・西武新宿線中井駅:徒歩10分
・都営大江戸線落合南長崎駅:徒歩10分
入園: 無料
開園時間:
4月~9月 午前8時~午後7時
10月~3月 午前8時~午後5時
(新宿区公式HPより)
公園の概要とリンクは、最後のページをご覧ください。
庭園にある碑文には園名の由来があります。
園名の由来島峰徹(とおる)は、東京帝国大学医学部を卒業後、ドイツ留学を経て現在の東京医科歯科大学の前身である東京高等歯科医学校を昭和三年に創立し、初代の校長に就任した人である。
昭和初期から昭和二十年に没するまで、「目白文化村」といわれるこの地に居住していた。
徹は、歯科医学の向上に心を尽くし、大正三年に日本の歯科医学会で最初の医学博士となり、昭和五年にはプレスロウ大学よりドイツの最高学位ドクトルメディチーネデンタリエホリノスカウザー(名誉歯学博士)を、さらに昭和十一年にはドイツの最高表彰であるローテルクロイツ勲一等を授与されて、医学の発展のために生涯を捧げた。
その遺業を記念するために嗣子である東京大学名誉教授故島峰徹郎の遺志を受けて、妻元子がここに「目白文化村」の面影を残したいと考え、この地を庭園とした。
徹は、また書をよくし、雅号を東流(とおる)と称して数々の書を遺しているが、そのなかに、延寿客(えんじゅかく)というものがある。
これは菊の別名で、古来九月九日を重陽(ちょうよう) または菊の節句と呼び、この日に長寿を願い、祝う風習があったのに由来するものと思われる。
これに因んで、この庭園を「延寿東流庭園」と名づけた。
この説明板は、寄贈者の意向を受け、新宿区が設置するものである。
平成十八年四月 新宿区
写真は2ページ以降にあります。次のページをご覧ください。
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