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神楽坂のツボ

花街と文学の香りをたどる(後編)

兵庫横丁界隈を歩く

2011/05/20

趣がある和可菜の建物。
趣がある和可菜の建物。
「ホン書き旅館」として有名な和可菜を過ぎれば、兵庫横丁は終点へ。左に折れると大久保通り、右に折れると軽子坂へ続いています。
この先が軽子坂。
この先が軽子坂。
左手を下れば大久保通りへ。
左手を下れば大久保通りへ。
兵庫横丁の角には城っぽいイタリアンも。
兵庫横丁の角には城っぽいイタリアンも。
兵庫横丁を出ると、通りを挟んでさらに道が続いていたので、歩いてみることに。ん、何やら香ばしい(?)匂いが。目の前に現れたのは材木屋さん。かなり古そうな看板が掛かっていました。神楽坂界隈で意外な発見です。
たくさんの材木が並んでいました。
たくさんの材木が並んでいました。
広い大久保通り。
広い大久保通り。
本多横丁入り口。
本多横丁入り口。
材木屋さんを過ぎると、この道も大久保通りに通じていました。広い通りを車がびゅんびゅん走っています。

静かな路地を求め、兵庫横丁と並んで走る本多横丁を抜け、神楽坂通り方面へ進むことに。
てくてく歩いていくと、さっそく右手に路地発見。お、ここも石畳じゃあありませんか。奥へ進んでいくと、アンティークの和風雑貨屋さんがありました。ウインドウの招き猫がいい味出してます。その先を道なりに左に折れると、石畳は神楽坂通りへ向かってさらに続いていました。途中のカフェの立て看板の明かりが郷愁を誘います。時刻はそろそろ夕暮れ、急に珈琲を飲みたくなりました。ひと休みしようかな。
和風雑貨屋さんの招き猫。
和風雑貨屋さんの招き猫。
石畳の路地を発見。
石畳の路地を発見。
珈琲飲みたい…。
珈琲飲みたい…。
カフェがある石畳の通り。神楽坂通り方向から。
カフェがある石畳の通り。神楽坂通り方向から。
元は紙問屋だったという相馬屋さん。
元は紙問屋だったという相馬屋さん。
一息つき、本日の締めくくりに、文士御用達の文房具店「相馬屋源四郎商店」へ。神楽坂通りの郵便局から神楽坂上に歩いていく途中、右手にあるお店です。創業はなんと1659年。それまで和半紙だった原稿用紙を尾崎紅葉の助言で洋紙にして売り出したのが「相馬屋製原稿用紙」で、夏目漱石、石川啄木といった文豪・歌人たちにも愛用されたそうです。老舗ながら、店内はいたってきさくな町の文房具屋さんといった雰囲気なので、入りやすいです。文豪が愛した原稿用紙、少し変わった神楽坂土産にも喜ばれるかもしれません。