神楽坂のツボ
熱海湯前の階段を上りきり、目の前に現れたのは、「し、城??」。背の高い木々の合間から、クリーム色の外壁と格子状のベランダ、塔のような建物まで見えます。
近づいてみると、どうやらホテル。ロマンチックだなぁ。内部がどうなっているのか、とても気になりました。
ヨーロッパ中世のお城風のホテルの名前は「アグネスホテルアンドアパートメンツ東京」だそうです。
感じのよいケーキ屋さん。
ホテルの前を歩いていくと、雰囲気のいいケーキ屋さんを発見。外から戻ってきた可愛らしい店員さんが、すれ違い際、ぺこりと挨拶してくれました。
ホテルの正面に出ると、目の前が若宮公園。地図を見ると、すぐ近くに神楽坂若宮八幡宮や東京理科大学があるようです。とりあえず、来た道を引き返します。
小栗通りに戻ってきました。
小栗通りの小料理屋さん。
そろそろ夕暮れ時。小栗通りを東に進み、神楽坂通りに戻ることにしました。この界隈も小料理屋さんが多く、やはり神楽坂らしい雰囲気があります。バーのにぎやかな看板前を左に折れ、スペインバルを過ぎれば、もう大通り。
こんな若者らしいバーも周辺にマッチしています。
明かりが灯ったスペインバル。
神楽坂通りに面した角に、陶器のお店がありました。なぜか、外にカラフルなプラスチック製のバケツセットやら、キラキラボール、ブリキの人形など、子供のおもちゃが並べてあります。電球が放つオレンジ色の光に染まり、まるでお祭りの屋台のよう。郷愁をそそるなぁ。
懐かしいブリキのおもちゃ。
夕闇に浮かび上がる陶器のお店。
神楽坂通りに出ると、一転して、大勢の人が行き交うにぎやかさ。黄昏時も手伝って、異次元から放り出されたような、不思議な錯覚を覚えました。
ほんの数十メートルの中に、いろんな空間が入り混じった神楽坂。歩いてみれば、きっとお気に入りの場所が見つかるはずです。
神楽坂に関する書籍紹介