自分だけのとっておきのコーヒーを楽しみたい！そんな願いを叶えてくれる場所。それが神楽坂にある「緑の豆　神楽坂焙煎所」です。

神楽坂の賑やかな通りを歩いていき、神楽坂上の交差点を越え、スーパーKIMURAYA（きむらや）の手前の小道を曲がったところに「緑の豆　焙煎所」があります。白地に緑の文字な看板がスタイリッシュでおしゃれな印象です。お店に足を踏み入れてみると、そこにはコーヒーの良い香り漂うとても落ち着いた空間が広がっています。

店内に入ってまず目に入ったのは、いくつかの丸い穴の開いた木の棚。「これはボトルキープならぬ豆キープの棚です」と店長の木戸岡大輔さんが教えてくれました。
お客様の要望に合わせ、ある一定の時期にしか手に入らない希少価値の高い豆などを、お取り置きしているそうです。他のお店にはないサービスへのこだわりを感じました。

「焼きたてのコーヒーが飲みたい！けれどそんなお店が少ない」というコーヒー好きの店主の想いから出来た「緑の豆　神楽坂焙煎所」。
このお店にはなんと本物の焙煎機があり、注文を受けてからその場で豆を焙煎してくれます。お店に入った時に最初に感じたあのコーヒーの良い香りは、このおかげだったのですね。

焙煎とは、豆に香りと味を与える、いわば豆に命を与える作業のこと。
お店の名前の由来にもなっている緑の豆とは、焙煎前の状態の豆のことで、焙煎することによって普段私たちが見慣れた黒や茶色の豆になります。
焙煎の度合いで味に違いがでるので、あなたの好みに合わせるのもよし、店主にお任せするのもよし。きっとお気に入りの味が見つかること間違いなしです。

店内の奥には喫茶スペースがあり、そこにはコーヒーの生産地や豆知識なども載せた、1冊の絵本のような店主お手製のメニューがありました。
このお店に来たからには是非とも試してもらいたいのは、コーヒー3種類飲み比べ（900円）！！これは店内にある約50種類もの豆の中から気になる３種類を選び、その場で飲み比べが出来るというものです。
目の前で煎れてくれるので、香りや味が比べやすく、あれもこれも飲んでみたいという人におすすめです。

店内の豆の中でも１番人気は神楽坂ブレンド(100g  555円)。モカがベースのふわっとした軽い口当たりです。２番人気は、お店の前にあるゆるやかな坂の名前から取った、朝日坂ブレンド(100g　495円)。こちらは苦みが好きな方向けです。
そして実はこれらコーヒーの名前、それぞれの豆の説明書きプレートも店主が考えたオリジナルです。こんなところからもコーヒーへのこだわりを感じました。