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新宿チビたび散歩

第27回 梅や桜が楽しみ、甘泉園公園に行ってみよう

四季折々の花で楽しみな美しい入園無料の日本庭園をご紹介

2013/03/18

ひろ~い新宿区を、ちっちゃく区切って、ちょっとお出かけ“チビたび散歩”。寄り道したくなる場所や一度は行ってみたいスポットを訪ねて、ときには気になるあの人にひょこっとお話を聞いて、ぶらりぶらりとちょっとした旅気分でお散歩します。

新宿区立の日本庭園「甘泉園公園」(入園無料)に「チビたび散歩」してみませんか。
(取材・撮影: 2013年3月6日)
新宿の区立公園としては、唯一の回遊式庭園「甘泉園公園(かんせんえんこうえん)」をご紹介します。
訪問したのは、少し暖かくなってきた3月上旬。梅と寒椿が美しく咲いていました。

他の季節の見所について、最後の方の「オプショナル散歩」で案内しています。
最後まで、読んでくださいね。
なお、説明には正確を期しましたが、基本的に筆者の経験を含む「筆者調べ」となっております。

甘泉園公園に行ってきたよ

甘泉園公園は、テニスコートと子どもの遊び場を併設した日本庭園です。
新宿区の北側にあたる「西早稲田」に位置しています。

公園名は、かつてこの地の湧き水がお茶に適するところから「甘泉」と呼ばれていたことに由来しています。
江戸時代には、初代清水家の江戸下屋敷であった場所です。

春から夏は、梅、桜、躑躅(ツツジ)、紫陽花(アジサイ)、新緑と続き、秋から冬は、モミジの紅葉、雪吊りなど、四季折々に見どころがある美しい日本庭園として人々に親しまれています。
みどりの新宿30選、日本の歴史公園100選に選ばれています。

入園は無料です。開園は 午前7時、閉園は 午後7時(11月~2月 午後5時)となっています。
遅い時間に訪問されるときは、閉園時間にお気をつけください。

公園の由来、行き方などは、こちらをご覧ください。
新宿区:甘泉園(かんせんえん)公園 (概要・行き方)新宿区のホームページ
新宿区:甘泉園公園の松の雪吊り 新宿区のホームページ
甘泉園(かんせんえん)公園 (概要・地図など) しんじゅくノート
新目白通り、都電荒川線面影橋(おもかげばし)の近くに、甘泉園公園の庭園出入口があります。<br>出入口は、庭園出入口、環状4号線出入口、水稲荷神社方面出入口の合計3カ所です。
新目白通り、都電荒川線面影橋(おもかげばし)の近くに、甘泉園公園の庭園出入口があります。
出入口は、庭園出入口、環状4号線出入口、水稲荷神社方面出入口の合計3カ所です。
庭園出入口に梅や桜が植林されています。<br>例年であれば、2月中旬から3月中旬は梅の花が、3月下旬から4月中旬は桜の花が迎えてくれます。<br>右側に見えているのが庭園出入口の門です。
庭園出入口に梅や桜が植林されています。
例年であれば、2月中旬から3月中旬は梅の花が、3月下旬から4月中旬は桜の花が迎えてくれます。
右側に見えているのが庭園出入口の門です。
訪問した3月上旬では、白い枝垂梅が満開となっていました。
訪問した3月上旬では、白い枝垂梅が満開となっていました。
梅や桜の木の反対側には生垣が続き、寒椿(カンツバキ)の花が咲いています。
梅や桜の木の反対側には生垣が続き、寒椿(カンツバキ)の花が咲いています。
寒椿(カンツバキ)の花、そのアップの写真です。
寒椿(カンツバキ)の花、そのアップの写真です。
そのまま路なりに行くと、板でできたウッドボードと続きます。<br>庭園の池が見えてきましたね。
そのまま路なりに行くと、板でできたウッドボードと続きます。
庭園の池が見えてきましたね。
訪問したのは、ちょうど、啓蟄(けいちつ、3月6日前後、2013年は3月5日)の頃。
うまい具合に、カエルさんと遭遇できました。
日本庭園が見えてきました。<br>3月上旬の訪問時点では、冬の名物「雪吊り」がまだありました。<br>この写真と次の写真は、池の反対側からウッドボードに続く路を撮影したものです。
日本庭園が見えてきました。
3月上旬の訪問時点では、冬の名物「雪吊り」がまだありました。
この写真と次の写真は、池の反対側からウッドボードに続く路を撮影したものです。
水鳥の鴨がいました。<br>6月にはひな鳥の可愛い姿を見ることができるかも知れませんね。
水鳥の鴨がいました。
6月にはひな鳥の可愛い姿を見ることができるかも知れませんね。
庭園では、ざあざあいう音が響いています。<br>その音を探して、奥に行くとありました。滝です。<br>すでに湧水は枯れていると聞いていますので、それをイメージした滝のようです。<br>滝の音を聞いて、とても癒された気持ちになりました。
庭園では、ざあざあいう音が響いています。
その音を探して、奥に行くとありました。滝です。
すでに湧水は枯れていると聞いていますので、それをイメージした滝のようです。
滝の音を聞いて、とても癒された気持ちになりました。
庭園の三方は小高い地形になっており、山道の風情になっています。<br>滝の音を聞きながら歩けば、深い山に入ってような気持ちになります。
庭園の三方は小高い地形になっており、山道の風情になっています。
滝の音を聞きながら歩けば、深い山に入ってような気持ちになります。
池を一周するように路があります。池の周囲にはいろいろな樹木があります。
池を一周するように路があります。池の周囲にはいろいろな樹木があります。
上の池と下の池の間には、落差を利用したせせらぎがあります。
上の池と下の池の間には、落差を利用したせせらぎがあります。
この梅は、庭園出入口のすぐ外にある白梅です。<br>この時の訪問では、梅に始まり、梅に終わる、庭園回遊が楽しめました。
この梅は、庭園出入口のすぐ外にある白梅です。
この時の訪問では、梅に始まり、梅に終わる、庭園回遊が楽しめました。

オプショナル散歩

甘泉園公園は、季節ごとにいろいろな見所がある公園です。
ぜひ、季節ごとに訪れをその魅力をご堪能ください。

1月~3月 寒椿(カンツバキ)の花
2月中~3月中旬 梅(ウメ)の花
3月下旬~4月中旬 桜(サクラ)の花
4月~5月 要黐(カナメモチ)の赤い新芽
4月中旬~5月 躑躅(ツツジ)の花
5月 木々の新緑
6月 鴨など水鳥の雛
10月~12月 山茶花(サザンカ)の花
5月下旬~6月 アジサイの花
10月下旬~12月上旬 モミジの紅葉
12月第1週頃~3月下旬頃 松の雪吊り

「赤穂四十七士」で有名な「高田馬場の決闘」の舞台は、今でいう新宿区西早稲田あたりとか。
つまり、甘泉園公園の近くだそうで、お隣の戸塚稲荷神社(水稲荷神社)には、「堀部武庸加功之遺跡碑」があります。
公園散策のついでに、江戸歴史散策はいかがでしょうか。

お疲れ様でした

お楽しみいただけたでしょうか。
ちょっと暖かくなった3月の公園散策を堪能しました。
冬の名残りを見つけつつ、咲き始めの春の花を愛で、子ども達の歓声を聞き、公園をぶらぶらしてきました。

ご閲覧ありがとうございました。

内容は、取材・撮影日(2013年3月6日)の状況を元に作成しております。
花や紅葉などの植物は、気候の状態で替わります。
各季節の予想は例年の開花状況と筆者の経験などに基づくものです。
取材・文・写真:しんじゅくノート区民スタッフ 小橋輝雄
西新宿在住。取材・撮影・企業サイト構築・マーケティング活動などをご支援しています。
ホームタウンジャパン http://www.hometownjapan.com/
E-Mail: teru@kohashi.org