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神楽坂のツボ

毘沙門天で福を授かる(後編)

神楽坂のお正月

2011/01/07

正月のしめ飾りが清々しい毘沙門天。
正月のしめ飾りが清々しい毘沙門天。
神楽坂通りの中心にあり、朱塗りの門と墨跡も鮮やかな提灯が目を引く毘沙門天善国寺。松の内に参拝すると、本堂から鋭い読経の声が響いてきました。
お堂の中では、一年の無事息災を祈る祈祷の最中。檀家と思われる男性が椅子に座り、緊張で背筋を強張らせている前で、白装束の僧侶が法具を打ち鳴らし、経を唱えています。撮影禁止でお見せできないのが残念ですが、かなりの迫力! 見ている方まで、身も心も引き締まりそうです。

男性がお札をいただいて祈祷は終了。こちらも無事参拝を済ませ、お堂を見回すと、山の手七福神MAPが張ってありました。さすが財宝の神、お守り授与所には愛らしい張り子の虎付きの宝の鉾や宝船も。これで今年の金銭運はばっちり♪

回廊を曲がると、静かな日溜まりがありました。
回廊を曲がると、静かな日溜まりがありました。
「狛虎」の目線で。う~ん、守っていますね。
「狛虎」の目線で。う~ん、守っていますね。
境内を出ると、神楽坂通りに盆栽屋さんが露店を出していました。梅や松などおめでたい植木が並んでいます。リヤカーがあるけれど、おじさんどこから押してきたのかな?
盆栽屋さんの前にはさっそくお客さんが。
盆栽屋さんの前にはさっそくお客さんが。
お蕎麦屋さんの門松。先端がきりりと尖った昔ながらの青竹が美味しいお蕎麦を連想させます。
お蕎麦屋さんの門松。先端がきりりと尖った昔ながらの青竹が美味しいお蕎麦を連想させます。
この時期のお店のディスプレイはどこもお正月らしく華やかで、見ているだけで浮き浮きします。そこで、散歩がてら、周辺を歩いてみることに。
お花屋さん店頭の梅と若松。華やかな気持ちになります。
お花屋さん店頭の梅と若松。華やかな気持ちになります。
さすが季節感ばっちりの、和菓子の梅花亭さん。<br>
さすが季節感ばっちりの、和菓子の梅花亭さん。
本多横丁を覗いてみると、なんと芸者さんが! 道行く人に新酒を振舞っています。「おねえさん(強調)も一杯、いかがですか?」と差し出されました。憧れの芸者さんに出会えるなんて、さっそく毘沙門天の御利益か? 今年一年、良い年になりますように!
艶やかな芸者さん。三味線らいぶを開くそうです。
艶やかな芸者さん。三味線らいぶを開くそうです。