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神楽坂歳時記

めじろも通う若宮公園

梅の花にほんのり春の風情

2011/03/15

梅は咲いたか、桜はまだかいな~

三寒四温ならぬ、三寒四寒のこの季節…。ついつい外へ出るのが億劫になりますね。まさに、「♪梅は咲いたか、桜はまだかいな~」の心持ちです。そこで、桜の名所、外堀通りにほど近い若宮公園に、小さな春を探してみることにしました。

飯田橋駅西口を出て外堀通りを渡り、東京理科大学の6号館と7号館の間の坂道を上ると、すぐ見えてくるのが新宿区立若宮公園です。公園の案内板によれば、この辺りは江戸時代最大の火事「振り袖火事(1657年)」以降に武家が移り住んでできた武家屋敷中心の町。

若宮公園はその武家屋敷をイメージして造られた「和風広場公園」だそうで、なるほど、入り口の門や公園を囲む白壁、竹垣が時代劇っぽい雰囲気を漂わせています。トイレを完備した公園の基礎部分も、城郭のようにがっちりした石組みでできていて、どこかに忍者が張り付いていそうな気配があります。
東京理科大にほど近い若宮公園。
東京理科大にほど近い若宮公園。
坂道に沿って公園を支える基礎部分は城郭のような造り。
坂道に沿って公園を支える基礎部分は城郭のような造り。
白壁が武家屋敷をイメージさせます。
白壁が武家屋敷をイメージさせます。
見事な景観が「手づくり郷土賞」を受賞しました。
見事な景観が「手づくり郷土賞」を受賞しました。
なかなか広い園内。
なかなか広い園内。
まるでちょっとした観光名所、と喜びつつ門を入ると、園内はなかなか広く、あちこちに桜の木が植えられていました。開花の頃はさぞ見事でしょうが、現時点では、まだ堅いつぼみがついているばかり。う~ん、さすがに春はまだ遠い、と思った矢先、見つけました! 公園奥の東屋の向こうに、ピンク色の梅が咲いています。少し盛りを過ぎていましたが、初春の冴えた青空とのコントラストがきれいです。
しばし花を眺めていると、おおっ、めじろがやってきて蜜を吸っていました。ちゃんと花の在り処を知っているんですね。隣の梅の木はまだ花は咲いていないものの、ぷっくり膨らんだつぼみがたくさんついていました。何色の花が咲くのか、楽しみです。
ピンク色の梅の花が咲いていました。
ピンク色の梅の花が咲いていました。
蜜を吸いにやってきためじろ。
蜜を吸いにやってきためじろ。
かんざしみたいな梅の花。
かんざしみたいな梅の花。
隣の梅のつぼみも大きく膨らんでいます。
隣の梅のつぼみも大きく膨らんでいます。
大きな桜の木も。
大きな桜の木も。
桜のつぼみはまだ堅いです。
桜のつぼみはまだ堅いです。
猫もまったり。
猫もまったり。
公園や寺社、庭のある家が多く、都心にありながら緑が多い神楽坂の町。ちょっと歩いてみると、ほんのり春の気配が感じられました。