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備えあればうれし泣き新宿

立川防災館見学ツアーにGO!(後編)

防災訓練を体験してみましょう

2010/04/28

「ボクどこにいるか、わかる~?」
「ボクどこにいるか、わかる~?」
もし地震などの災害に合ったらどうしよう? この街の安全って?
みなさんは不安に思ったことはありませんか?
備えあれば憂いなし、それどころか、うれし泣きしてしまう!
ということで、“びちくん”といっしょに、新宿区の安全・安心を探していきます。

今回は、前回に引き続き、新宿区主催のバスツアーの模様をお伝えします。後編では、防災訓練の体験です!

立川防災館って?

「スタンプ押しちゃおーっと」
「スタンプ押しちゃおーっと」
別名、東京消防庁立川都民防災教育センター!
地震や火災などの災害に備えて防災体験ができる、体験型の学習施設です。
1つの体験は30分くらい、希望する体験コーナーだけ選ぶこともできますよ。予約がいっぱいでなければ、当日直接受付で手続きを。全部の体験をする場合は、14時までに受け付けを済ませるようにしてくださいね。
「えっと、揺れがおさまったら火の元を…」
「えっと、揺れがおさまったら火の元を…」
以下の5つは、インストラクターがついて体験するコーナーです。

 ・防災ミニシアター
 ・地震体験
 ・煙体験
 ・消火訓練体験
 ・応急救護訓練体験

その他に、防火ゲーム、地震時の行動学習シミュレーション、通報訓練、防災Q&Aなど、自由に体験するコーナーもあります。
タッチパネルを使ったり、ゲーム機さながらのコントローラーで操作をしたり、楽しく学ぶことができるんですよ!
では、インストラクターといっしょに、体験コーナーに行ってきます!

あれっ! 体験カードが配られました。
各体験が終わったらここに成績を書き入れてもらうんだそうです。がんばってきます!!

ひとつひとつの体験が意識を変える

地震体験 ―身の安全を確保する!

震度7を体験中。家具が倒れる!
震度7を体験中。家具が倒れる!
「グラッときたら」の続き、わかりますか?
「火の始末」ではなく、「身の安全」なんです。

vol.1でご紹介していますので、ぜひもう一度ご覧くださいね。

ここでは震度7まで体験することができます。
直下型地震として知られる関東大震災と阪神大震災は、同じ震度7でも全然揺れが違うそうです。関東大震災は最初から激しいタテヨコの揺れ、阪神大震災はおさまったと思ったらガンと揺れること3回。
その両方を体験してみました。
「わわわわ~~~、どうにも動けない!」
「わわわわ~~~、どうにも動けない!」
実は、「机の下にもぐるだけ…」なんて甘くみてました。
実際には、震度7の揺れでは思うように動くことができません!! もぐっても、揺れ動く机に頭をぶつけながら、机の脚に掴まっているだけで精一杯。

揺れるとわかっていてこれなのですから、とっさのときが心配です。やはり日頃から訓練をして、条件反射で身を守れるようにしておきたいものです。

煙体験 ―煙を吸わずに逃げる!

お子さんは周りの大人が手伝って。<br>「んぐっ、視界が悪い、、、」
お子さんは周りの大人が手伝って。
「んぐっ、視界が悪い、、、」
煙が充満した薄暗い通路を非難する体験です。
煙はからだに無害な物質で作られていますので心配はいりませんが、不安な方は無理をなさらずに。

煙は空気よりも軽いので、上のほうに向かいます。ドアを入ったら、姿勢を低くし、ぬれたハンカチなどで口を押さえましょう。なければ洋服のはしで押さえ、煙を吸わないようにします。
片方の手で口を押さえ、もう片方の手で壁をつたいます。
取り付けは終わっていますか?
取り付けは終わっていますか?
通路誘導灯を目印に、避難口誘導灯を目指しましょう。この誘導灯は停電しても20分間はついているそうです。避難口と確認をし、素早い避難行動が大切です。

新宿区でも、4月1日より、住宅用火災警報器をつけることが既存住宅も義務化されました。
まだ取り付けていない方は、新宿区であっせんしていますので、こちらをご覧ください。
新宿区「住宅用火災警報器」あっせん(PDFファイル)

消火訓練 ―消火器で火を消す!

「火元を目指して……」
「火元を目指して……」
火災が起こった時のために、消火器の正しい使い方を学びます。

火事を見つけたら、
119番に通報し、
火事だ~とみんなに知らせ、
落ち着いて火元を確認し、
原因に応じた消火方法を選びます。

消火方法は、消火器、三角バケツ(冷却消火)、屋外消火栓などがあります。火は再び燃え上がることがあるので、念には念を入れて消火します。ただし、天井に火が達するような場合は危険ですので、プロに任せましょう。
実際に、消火器を体験してみます。
手順は以下の通り!
(1)現場に運ぶ!
(2)黄色いピンを抜く。まわりの安全を確認し、安全ピン(栓)を引き抜く。
(3)ホースをはずし先端を持ち、火元に向け、消火器を持ち上げてレバーを強く握る。このとき、利き手で持ち、利き足を前に、重心をかける