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新宿区地域ポータル「しんじゅくノート」

備えあればうれし泣き新宿

防災センターにGO!

防災センターって、どんなところ?

2009/11/05

「はじめまして、びちくん、です!」
「はじめまして、びちくん、です!」
もし地震などの災害に合ったらどうしよう? この街の安全って?
みなさんは不安に思ったことはありませんか?
備えあれば憂いなし、それどころか、うれし泣きしてしまう!
ということで、“びちくん”といっしょに、新宿区の安全・安心を探していきます。

記念すべき初回は、曙橋のこの施設に出かけてきました!

防災センターに行ってみる!

今回訪れたのはここ!

都営地下鉄曙橋駅から約5分歩いたところにある、この赤い建物の2階にやってきました。
「ここが防災センター」
「ここが防災センター」
そうです。ここは、

 新宿区立防災センター

です!

おじゃましま~す。
防災について勉強しに来ました。
「あんこ餅、いそべ餅、赤飯…」
「あんこ餅、いそべ餅、赤飯…」
2階にあがると、入り口前にはこれが置いてありました。
非常食糧です。調理が不要で長期保存できる食糧を備えておくのは大事! このご飯は、お湯か水を注ぐだけでできあがります。しかもとても美味しいと話題になったそうですよ。

では、さっそく中に入ってみます。
「こんにちは。施設を見学させてください!」

まずは映像で知識をゲット

「うーん、なるほど…」
「うーん、なるほど…」
まずは10分くらいのビデオを拝見。
見学者の年齢や目的によって、内容をセレクトしてくださるとか。

びちくんが見たのは、建物倒壊の様子や耐震診断など、万が一新宿区で震災が起こったらどうなるか、そのためにどんな備えが必要か、わかりやすく説明したものでした。
「子ども向けの映像もあるんですね」
「子ども向けの映像もあるんですね」
この他にも、防災に関するビデオやDVDが保管されています。

希望者には貸し出してくれるそうですよ。
こういう映像は意外に見る機会が少ないので助かりますね。

ここは、災害対策本部室

「対策本部室になると、机をコの字型に並べるんだって」
「対策本部室になると、机をコの字型に並べるんだって」
次に、センター内を見学。
平成8年に建てられたこの防災センターは、災害が発生し、新宿区役所本庁舎が機能しなくなった場合に、活動指令の拠点となります。

ビデオを見たこの部屋は、「災害対策本部室」として使われます。
部屋の前方にあるプロジェクタには災害状況が写し出されます。正確にスピーディーに全体状況を把握し、いま何が必要なのか、災害対策を練る場所です。
このパネルには、水防・気象・地震・災害状況などのの数値情報と発生場所が表示されます。
このパネルには、水防・気象・地震・災害状況などのの数値情報と発生場所が表示されます。
いまは災害発生時ではありませんので、もちろん「ゼロ」が並んでいます。
いまは災害発生時ではありませんので、もちろん「ゼロ」が並んでいます。

こっちは、本部長室

こちらは、「災害対策本部室」の隣にある「本部長室」です。
防災センターが活動指令の拠点となった場合は、新宿区長がここに詰めることになります。

そしてここが、指令情報室

そして、あらゆる災害情報を収集し、伝達する機能を担うのが、ここ「指令情報室」です。
この部屋が使われることがないほうがいいわけですが、万が一に備えて、いつでも機能が果たせるように準備万端です。
「おお! 無線の電話にファックス。かけてみたい…」ダメだよ、びちくん!!
「おお! 無線の電話にファックス。かけてみたい…」ダメだよ、びちくん!!
ん? 司令情報室に見慣れない電話を発見。
なんと、無線電話と無線ファックス!

本庁舎、特別出張所、警察署、消防署などに設置してあり、災害時には重要な情報収集かつ連絡の手段となります。

携帯型無線装置を持ち出せば、避難所との連絡手段も確保できるわけです。
まさに万全の対策。

防災について質問してみる!

防災指導員 山森啓三さん<br>(と、びちくん)
防災指導員 山森啓三さん
(と、びちくん)
センターをグルッと見学したところで、今度は防災のスペシャリストである防災指導員の山森さんに、お話をうかがいました。

Q 災害が起きたとき、まず心掛けなければならないことは?

A 地震など災害が起こったときには、落ち着いて行動することが第一です。

Q どうすれば落ち着くことができますか?

A 家の中の安全な場所を確認する、揺れがおさまったら火の始末をする、というふうに、普段からの心構えが大切です。

Q え? グラッと来たら、まず火の始末では?

A いえ、まずは身の安全を確保してください。
平成7年の阪神大震災で亡くなった方の8割以上は、煙を吸った形跡がありませんでした。火事で亡くなったのではなく、家屋で下敷きになったのです。まずは安全な場所に身を置き、揺れがおさまってから火を消します。そのとき、ブレーカーを切ることも大切です。

Q 身の安全を確保し、火の始末とブレーカーを切る、ですね!
でも…もしものときにできるか不安です。

A はい。小さな地震のときから、そのくせをつけておいてください。身についていれば、とっさのときにも自然とできるものですよ。

なるほど!
まさに、備えあれば憂いなし!ですね。
今日はどうもありがとうございました!

今日ご紹介した防災センター館内の見学や、ビデオの貸し出しについては、防災センターにお電話でお問い合せください。

新宿区立防災センター
新宿区市谷仲之町2-42 TEL03-5361-2460
開館時間/9:00~16:00
休館日/毎週火曜日、祝・休日、12/29~1/3
(ただし、火曜日が祝・休日の場合は翌水曜日も休館となります)