品質第一をモットーに、製造から販売まで一貫して行う梅干専門店、「味覚庵」
多くの名店が軒を連ねる新宿。その中でも新宿区商店会連合会が推奨する“地元御用達”の名店・名品をご紹介します。
本当に美味しい梅干を! 自信をもっておすすめできる「味覚庵」の梅干
今回は、昭和32年創業で50年の歴史を持つ最高級の「紀州・南高梅(なんこううめ)」を販売している梅干専門店「味覚庵」さんです。
「味覚庵」さんの現社長は丸山博史さん。手書き友禅や小紋など染め文化を受け継ぐ街、中井に店を構えています。
和歌山出身の先代のお父さんが、梅の本場である紀州みなべで梅干製造をしているご親戚と一緒に事業をスタート。和歌山で製造し、東京で卸・販売するかたちで、梅干の製造メーカー「味覚庵」は生まれました。
紀州梅干の伝統の味を活かし、土づくりから一貫して品質管理を徹底した上質の梅干を販売。「高級百貨店のギフトや由緒あるホテルや料亭でしか味わえなかった「味覚庵」の梅干を、個人のお客さんにも楽しんで頂きたい」「お客様の声を直接お聞きしながら、商品づくりをしていきたい」、そんな思いから10年ほど前より小売りを始めたそうです。
現在では、梅干しのみならず、梅シロップや梅にんにく、梅ゼリー、梅エキスなど梅の専門店として豊富な品揃えを誇るお店です。
味覚庵の梅干は、厳選されたA級品の南高梅が使われています。
お客様のニーズに答え、美味しさを選べる8種類
梅干はお客様により特に好みが分かれやすいもの。お客様のニーズに合ったものを、じっくり選んでいただくため、全ての梅干の試食ができるスタイルでオープンした「味覚庵」も5年目を迎えました。
最近ではお客様のお好みも非常に幅広くなったことから、美味しさや味わいを選べる8種類の梅干が用意されています。
粗塩だけで丹念に漬け込まれた、塩分20%の昔ながらの「白干梅」、塩分を13%におさえつつ昔ながらの味わいが楽しめる梅干「よろこび」、梅の旨味を大切にした自然な仕上がりのうす塩梅干「匠」、新鮮な鰹節と赤紫蘇をたっぷり使い漬け込んだ「かつお梅」、北海道産高級昆布を贅沢に使って熟成させた「昆布梅」、化学調味料や着色料を一切使用せずに紫蘇のみで漬け込んだ「しそ漬け梅」、南高梅をレンゲと紀州みかんのハチミツでを漬け込んだ「蜂蜜梅」、そして塩分を5%まで抑えてフルーティな味わいを楽しむ「極み」の8種類です。
この8種類の中から試食してお好きな味わいを探すことができます。また丸山社長始め従業員の皆さんが豊富な商品知識を持っているので、気軽に相談しながらお好みの品を選ぶことができます。専門店ならではのうれしいサービスですね。
試食する時は、一粒、一粒の梅干の味を
確かめられます。
美味しさを選べる梅干。昔ながらの懐かしい梅干やしそ漬け梅、
昆布梅など、それぞれの梅干の異なった味わいを楽しめます。
梅干以外にも梅ゼリーや梅ジャムなど、バラエティに富んだ品揃え
染めの街、中井を盛り立て地域と共に歩む「味覚庵」
「味覚庵」さんは、遠くから来て下さる常連さんたちも多いのですが、地域の皆さんとのつながりを大切にし、交流を深めているお店でもあります。こんな所にも社長の丸山さんのお人柄がにじみでます。
丸山さんは中井生まれの中井育ち。氏子の中井御霊神社の祭礼を昔からお手伝いされており、現在は、中井商工会の副会長でもあります。中井商工会のホームページも、商店街の皆さんとの手作りです。
また、平成21年から行われている、街自体を染物のギャラリーに見立てたイベント「染の小道」では、実行委員も務められています。中井の商店街のお店にお願いして、染物作家の方々が染め上げた「のれん」を軒先に飾ってもらい、中井の街を盛り上げています。期間中は多くの観光客も中井の街を楽しまれたそうです。
「中井は新宿といっても人情あふれる下町。小さな頃からご近所の皆さんに暖かく見守られて育ったことが、今も心に残っています。これからも中井のまちおこしはもちろん、多くの方々との絆を深められればと思っています」
お客様のご質問やご要望に丁寧に答える
社長の丸山博史さん。
人と人とのふれあいを大切にし、地域の皆さんの幸せと発展を考える丸山さん。
そんな誠実な思いの詰まった梅干の数々。品質向上に務め、生産から販売まで一貫してお客様の満足を追求されている「味覚庵」。
中井の街の雰囲気とともに、梅干専門店の本物の味をぜひご堪能ください。
イベント「染の小道」で、
味覚庵に飾られたのれん
味覚庵
- 住所:東京都新宿区中井1-1-10
- アクセス:西武新宿線中井駅より徒歩5分
都営大江戸線中井駅より徒歩7分 - TEL:0120-60-2340
- FAX:0120-70-3450
- 営業時間:9:00~19:00
- 定休日:日曜、祝日
他にも「『金賞』新宿区商店会連合会推奨」表彰店を紹介しています。ぜひご覧ください。